おかあさん
2017.05.4
サトウ ハチローの詩集「おかあさん」にある
「かァさんの手紙をよみました」という詩があります。
かァさんの手紙をよみました
あて字ばかりの手紙です
「からだを大事にしなさいね」が
ずらりずらりとならんでいました
返事は出さないことにきめました
又「からだを大事にね」が
ならんでくるからです サトウ ハチロー
この詩を読むと、母の自筆の手紙を見て胸が一杯になる子どもの気持ちと
文字からあふれる母の想いを感じます。
それとともに、「自筆で手紙を書くことの大切さ」を思います。
今ならパソコンを使うことで、誤字は少なくなるかもしれません。
けれど、その打ちだされた文字から「確かに母だ」と感じることはできません。
その書かれた文字から「確かに母からだ」と感じるから、その手紙に
込められた思いがより深く感じられるのだと思います。
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自筆で書くということは、書かれた文字とともに
強く想いを伝える事だと思います。
やはり何物にも代えられません。
画一化された文字ではなく、本人の自筆であるから伝わるもの。
絵てがみはそういう意味でも、今からの時代に残す
べき文化だと言えます。
本人が何気なく残した手描きの絵てがみが、
どんなに周囲の多くの人を励ますことか。
「自分の想い」、「相手を思う想い」をどんどん残してほしいと節に願います。
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